中小企業の補助金の活用

中小企業は大企業より資本力に圧倒的に劣る企業がほとんどだと思います。

資本力がないということは大企業同じ商品、同じサービスで低価格競争で消耗戦をしていては絶対に勝てません。

中小企業が大企業に勝つには、技術力、新サービスの提案などを独自の強みを生かして大企業ができないことをしなければなりません。

中小企業には高い技術力を持って会社や新サービスのアイデアを持っている会社は多くあります。

しかし資金がないために高い技術力を生かした新商品開発ができなかったり、せっかくのビジネスアイデアがあっても実現することができない企業も多いと思います。

資金調達のために銀行から融資をしてもらうのも一つの手段ですが、借りたものは利息をつけて返す必要がありますので、融資を受けることで逆に経営状態を悪化させる企業も多くあるはずです。

そんなときにぜひ活用したいのが返済義務のない補助金です。

国、各都道府県、各市町村ではそれぞれ条件や補助率、金額の上限が違いますが中小企業向けに様々な補助金メニューがあります。

平成27年度の国の補助金で代表的なのは、小規模事業者持続化補助金があります。

これは50万円を上限に経営計画書に基づいて実施する販路開拓等の取り組みに対し補助金が交付されます。

もう一つおすすめはものづくり・商業・サービス革新補助金です。

この補助金は革新的な設備投資やサービス開発・試作品の開発を行う企業に対して補助金が交付されます。若干内容によって補助の上限が違いますが、普通型だと1000万円が上限です。

これらのように中小企業、とくに小規模事業者にとっては近年手厚い補助金メニューがたくさんあります。

当然審査がありますし、税金が投入されているものなので、申請書書類を書くのは非常に面倒ですが、各都道府県には様々な書き方を指導してくれる経済団体がありますので、ぜひ相談して補助金を活用したらいいと思います。