企業経営のポイントは適正な利益を上げること。

会社は社会との共存を念頭におき、社会に貢献し、適正な利潤を追求しつつ、持続的に成長すべき存在です。

会社は「立派な利益」を生むことが、発展のための条件であるー日本では、「貧すれば鈍する」という言葉がありますが、利益が出ていない会社は、まさにこの現象が顕著になってきます。

会議は長くなり、残業が増えたりして社員は疲弊してきます。

役員は役員で数字にピリピリし、発想がどうしても近視眼的になりがちです。

最も致命的なことは、会社の発展にとって不可欠な研究開発や人材育成などに予算を割けなくなることです。

一方、業績の良い会社は、頼まなくても他社からの売込みが数多く舞い込み、情報を蓄積できます。

また、優秀な人材が数多く集まり、次の戦略や施策をどんどん進めることができます。

まさに好循環が好循環を呼ぶのです。

それでは、好循環を呼ぶ状況をいかに作っていくかということです。その本質は、「会社経営の本質」を理解し、実践することです。

そのポイントとして考えたいのが、次の3つでしょう。

1.顧客重視の徹底 2.利益の大切さ 3.スピードと変化への対応力 です。

会社はこの三つの条件を一つでも欠けば、会社が提供する価値が顧客が期待する価値を下回ってしまいます。

これを放置すれば、会社経営はピンチに陥ってしまうのです。